そろそろ年末になってきて、大掃除の準備やおせち料理を家で作ろうとした準備をしようとしている方などいらっしゃるかと思います。
大晦日に食べる年越しそばもどんな風に準備しようか迷っている人もいるかと思います。
そんな中、よく「年越しそばってなんで大晦日に食べるの?」「年越しそばってなんで食べなきゃいけないの?」とお子さんから聞かれて困ってしまうこともありますよね。
大人の私たちですらあんまり分かっていなかったりする年越しそばについてお子さんにも説明できるような意味や伝え方などを紹介します!
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Contents
年越しそばの意味をこどもに伝えるには?簡単に由来や歴史・縁起をレクチャー
そもそも年越しそばとは何なのかというと、大晦日である12月31日に縁起を担いで食べるそばのことを言います。
どんな縁起を担いでいるかというと、そばは他の麺系の食べ物(うどんやラーメン等)より切れやすいことから「今年の災厄を断ち切る」というものです。
たしかにお蕎麦は食べていても箸で力を入れるだけで切れるぐらいですよね。
それを江戸時代の人が「今年の厄を落とす縁起を担げる!」と始めたのがそもそものきっかけの様です。
最初は江戸時代の商人(商売をしている人)の間でその月末の最後は縁起を担ぐために毎月そばを食べる習慣があったようです。それがいつしか商人だけではなくて一般人にも広がるようになり、年の区切りになる年末の12月31日に食べるようになったようです。
最初のうちの商人さんは毎月の最後の日になるとおそばを食べていたのは驚きですね。飽きたりしなかったのかなとタイムスリップしたら聞いていみたいものです。
年越しそばの意味をこどもに伝えるときに注意したいルールや決まりは?
お子さんに上のようなことをそのまま伝えると年齢にもよりますが、理解してもらえなくて余計に食べる意味が分からなくなる場合もあります。
なので簡単に伝えたいときは
- 今年起きたお子さんからしてあんまり嬉しくなかったこと、残念な事を振り返るようにお話しします。例えば「10月に転んじゃって膝が痛くなったことがあったね」「○○君と喧嘩しちゃったことがあったね」などがいいかと思います。この時注意したいのはあまり古いこと(1月~7月)を言わない方が良いです。お子さんは楽しかった記憶で忘れている可能性があるので、できるだけ最近のものがあればそれにするといいでしょう。
- 年越しそばはそういうものが来年も起きないように食べることを伝えます。
例えば「怪我をしていたかったことが、来年も起きたら悲しいよね?そういう事が起きないようにお願いするために年越しそばは食べるんだよ。」といった事がいいかと思います。
- それでも納得しないときはお子さんに身近に感じるイベントの七夕を混ぜて話すのが良いでしょう。
例えば「七夕で○○ちゃんはお願い事を紙に書いて笹に着けるよね。年越しそばも○○ちゃんに危ないことが起きないようにお願いするんだよ。食べるだけでお願いできるなんてすごく簡単なことだとお母さん(お父さん)思うなぁ」といった感じです。
危ないことというアバウトな表現で理解してもらえないときは「怪我をしたり、お友達と喧嘩しちゃったり」など具体的なことを言ってあげるのがお子さんが理解しやすいかもしれません。
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年越しそばはいつ食べる?タイミングや食べ方は?
年越しそばは基本的に12月31日 のどの時間帯に食べるのもよいとされています。
時間帯は決まっていません。年末の忙しい時ですから落ち着いて食べられるタイミングにして全く問題ありません。
逆に時間を決めてしまうと他の予定(おせちづくりや大掃除など)との兼ね合いでギリギリになってしまって、急いで食べてしまうこともあるかと思います。
せっかくの縁起担ぎですから、ゆったりと食べられるようにある程度、融通を効かせておいた方がいいのかもしれません。
食べ方も特に決まっていないので、お出汁から作って具も豊富な方、逆に簡単にと市販のインスタントそばにする人などいろんな食べ方をするようです。作法など難しいことは無いのでそういった所で気にしなくても大丈夫です。
年越しそばの意味をこどもに伝えること、地方のアレンジは?
年越しそばは日本の昔からある文化です。上へ書いたように伝えればお子さんも理解してくれることでしょう。お子さんの年齢が上がるにつれて意味や由来を詳しく教えていき、お子さんが何かの形で自立した時も年越しそばを恒例行事のように食べるようになればベストでしょう。形はインスタントそばでも構わないので、「決して敷居の高い行事ではない」ことを伝えることがポイントになります。
全国各地年越しそばだけをとっても様々な味付けや具の量などアレンジがあります。
一番目を引くのは香川県の年越しそばならぬ「年越しうどん」です。うどん県と言われるほどの香川県なので、こういった所にも郷土の食材を使うこともあるようです。
全国的にみると年越しそばそばに使われるつゆでは濃い口しょうゆで味付けされ味のしっかりとした関東風と薄口醤油で出汁の味を効かせた関西風で少し味が変わってきます。
福井では濃いめのつゆと大根おろしをまぜ、ねぎをトッピングする越前そばを食べる地方もあります。
また、わんこそばで有名な岩手県はそのまま年越しそばもわんこそばで食べる風習もあるようです。
地域によってさまざまなアレンジがありますが、それはその土地ならではの特産品や文化からこのようにたくさんの種類があるようです。
少し「いつもの年越しそばに飽きたなぁ」ということがあれば、自分の住んでいる地域以外の年越しそばのレシピを見てみるのもいいかもしれません。
年越しそばの意味をこども・赤ちゃんに伝えるときの注意点は?
小さい年齢のお子さんに伝えるときはあまり難しいことは言わないのがポイントです。
理解できる年になるまで待つのが良いかと思います。
それまでは毎年の行事として年越しそばを食べる習慣をつけておくことが大切です。
年越しそばを英語で言うと?大晦日・年末に使えるフレーズ
今の時代はグローバルであなたの住んでいる地域にも様々な国籍の人がいることでしょう。
年越しそばは日本特有の文化で伝えるのは少し大変なイメージがあるかと思います。
そんな時使えるのは「New Year’s soba(ニューイヤーズ ソバ)」です。短いフレーズですが、新しい年のために食べるそばであることも伝わります。また日本食ブームも手伝ってそばはそのまま言っても伝わる可能性が大きいです。そばが何か聞かれた場合は「Japanese noodle(ジャパニーズ ヌードル)」といえば理解されるでしょう。このように簡単な単語で通じることもあるので年末に使えるフレーズをいくつか紹介します。
「Enjoy the holidays.」(意味 休暇を楽しんで。)
「I’ll see you in the new year.」(意味 新年にまた会いましょう。)
「Take care over the holidyas.」(意味 休暇中気をつけて。)
日本人は帰省や初詣参りなどイベントは盛りだくさんであまり休んでいるイメージがないかもしれませんが、外国の方はゆっくりと自分の時間を過ごす方が多いので、来い打ったフレーズを言うだけでもいい印象を与えられることができます。
まとめ
いかがでしたか?お子さんへ年越しそばについて理解してもらえる具体的な方法をお伝えしました。好奇心の塊な子供へちゃんと伝えれば理解してくれます。日本の文化を大切にしたいと考えている人は是非とも実践してみてくださいね!
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